三木湯の山街道フェスティバル ロヂウラレトロ迷車展覧会 |
2006年11月26日(日) |
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会場到着。 |
街の木々は赤い葉を落としはじめ、すっかり冬の気配が感じられるようになった肌寒い季節、ダックテールさんよりシトロエン関連の方からのお誘いで旧車イベントがあるとのお知らせがありました。
このイベントは兵庫県三木市の市民ふれあいまつりの一環で、市の商工会議所主催により古い町並みと昭和の名車をコラボレーションしようとのコンセプトのようです。せっかくなので僕も是非とも車で参加したかったのですが、あいにく1週間前からの電気系統の不調で入院中。しかたないのでおっちゃんの2CVに同乗させてもらい、人間だけ連れてってもらうことにしました。
始まるのが朝10時なので大阪からだとかなり早めに出ないといけません。7:30にウチの家におっちゃんが迎えに来てくれることになってましたが、なんせ前日僕らはれてぃさんのお店で深夜までレディース集会とともに飲んでいたため少々遅れ気味。その後マツスズ夫妻と合流して、ほどなく僕を拾ってもらい出発しました。
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MG-A。だったかな? |
会場近くまで来たころダックテールさんとも無線がつながり、3台の2CVで会場に到着。季節はもう冬間近ですがそんなに寒くはありません。
会場には数台の古い車がすでに展示されており、旧車イベントの雰囲気が徐々にできあがりつつありました。ピッカピカの古いMGもあれば比較的最近の車もあったりで、手作りイベントっぽいところもまた和やかな感じです。
我々も車を停めるとひととおり展示車を見てまわります。写真撮ったりオーナーのお話を聞いたり。
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イセッタはみんなにモテモテ。 |
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40年間乗ってらっしゃるそうです。 |
どうやらこの日は別の117クーペも参加予定だったらしいのですが、偶然にも僕の車と同じようなトラブルで欠席とのこと。この季節になるとそんな症状がおこる車なの?と言った人がいるとかいないとか(笑)
このイベントの参加者には、ドライバーにお弁当と同乗者にはお抹茶の券をくれるということで(密かにそれも行きたかった理由でもあったのですが)街の散策がてらお抹茶をいただきにブラブラしに行きます。
生憎の雨模様ですが、古いたたずまいをそこかしこに残す三木の街は、都会で暮らす僕らにはなかなかに新鮮で、しっとりと静かな風情が感じられます。
さっそく造り酒屋の地酒の試飲に向かいました。築100年という建物は荘厳な感じがします。ここではお酒購入の方も。
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古い町並みを散策。 |
さらに行くと、「ナメラ商店街」という看板。ナメラ?なんじゃそりゃ?言葉の最初になんでもナメラをつけて喋るのか?などと言っていると、その意味を説明する案内板がありました。「滑原」なんだそうですがカタカナにするとかなり面白いです。
お抹茶は「本要寺」でいただきました。お琴の生演奏を聴きながら和服のお姉さんがお世話してくれます。ここは豊臣秀吉ゆかりのお寺で、案内のおじさんが詳しく説明してくれるのですが、このおじさん話し好きみたいで「始めると2時間ぐらいかかるので」と適当に切り上げてくれたので事無きを得ました。
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今回僕は助手席なのでついつい・・・ photo by スズさん。 |
会場に戻りしばしのうだうだタイムのあとイベントを終え、マツスズ夫妻は先に帰られ、残った面々で近くの温泉へ向かいます。1年ほど前にできたという「湯庵」は、フロントの女の子が夜の世界を彷彿させ(笑)独特の雰囲気でした。その後明石で玉子焼き(明石では明石焼きと言わず“玉子焼き”というらしい)と、“魚の棚”(ウォンタナと発音)で美味しい魚を食べ、贅沢な休日は過ぎていきました。
しかし夕方からの土砂降りはすごかったですね。帰りの高速も嵐のようで、運転大変でしたねおっちゃん。
あいにくの天気もあり一般客は少なかったようですが、僕は案外楽しませてもらいました。“三木”という地名は僕は高速のインターぐらいの認識しかなく実際どんな町か知らなかったのですが、とても印象的な町で素敵な雰囲気を残しています。近くの村ではこの日、過疎化のため今年で廃校になる小学校の最後の文化祭があったというし、第三セクターの三木鉄道の廃止なども言われていて、市はいろんな面で大変そうですが、でもこういうイベントを立ち上げたり、前向きに町のことを考えていこうという地元の人たちの意気込みも感じられた、三木の初冬の1日でした。
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