キャノンボール2004〈chet編フォトアルバム〉

助手席から聞こえるつぶやきは「つらいどライト」

---2004.8.11〜14---



さあ出発。朝3時16分。
毎年恒例の夏の行事といえば松山キャノンボール。僕のなかではもうほとんど盆休みの定番となってしまっていて、今年ももちろん参加してきました。今年は12日集合という、日程的にキビシイ人もたくさんおられたのか台数・人数は比較的小規模なものとなったようですが、それでも仕事が終わって夜通し走って来る人や、大幅に遅れながらもとにかく顔だけ出しに関東から走って来るツワモノなどもいて、いかにみんなこの日を楽しみとしていたかが分かろうもんです。
ウチは集合日前日の11日から、ゆっくり存分に四国旅行を楽しんでからみんなと合流する計画。去年はキッチリと予定をたて過ぎてしまったため、かえってうまくいかない場面もあったので、今年はあるていどアバウトに・テキトーに・成りゆきにまかせて、それなりにぼちぼち楽しんで来ようというコンセプトです。



■そろそろ行こか

ということでそろそろ出発。11日の朝3時すぎ家を出ます。いつも同じルートでは面白くないので、今年は岡山の宇野〜高松を結ぶ『宇高国道フェリー』で四国に渡ろうと、2号線をひたすら西へ走ります。まだ出発したばかりで元気なので高速は使わず下道です。
しかし大阪から宇野までは200km。高速ならそれほどでもないけど下道でタダで行くとなると結構な距離です。まあ朝には着くだろうとのんびり国道を走ります。が、あまりにものんびりしていたためこのままのペースではフェリーに乗るのはいつになることか気が遠くなってきたころ、ヨメさんの提案で「バイパス乗ったら早いんちゃうの」のひとことにより一気に加速。そのおかげで8時には港に着くことができました。うんうん、なかなかええ頃合いです。


加古川あたりで早くも朝日におはようさん。 バイパスの姫路サービスエリヤでちょっと休憩。
看板の「エリヤ」ってのがミソ(笑)
フェリーに乗船。この時点で朝8時。



■四国に上陸

CBの楽しみのひとつに、ここ数年すっかり巷でブームとなっている本場の讃岐うどんを食うという目的があります。今年もやっぱりこれは外せないのでフェリーの中でどこに行こうか計画を練ります。高松から南西方向、琴平へ向かう道中にはなんぼでもうどん屋さんがあるので、どこでも良いといえばいいんですが、まだうどん初心者の僕はここはミーハー観光客になりきって(笑)ガイドブックに乗ってる超有名2軒をチョイス。方向もちょうど良いし、朝ご飯と昼ご飯をかねてさっぱりとお腹に流し込むのでした。
この日は夕方からキャンプの予定で、さらに去年できなかった夫婦ふたりバーベキューを今年こそはやりたかったので、ちょっと早めに讃岐を出てキャンプ予定地へ向かいます。もちろん下道。国道をのんびりコース。途中には沿道に温泉の看板がいっぱいありますがその引力に逆らうのも多少つらいものがあったり。でも松山近くに行ってみたい温泉があったので、お風呂関係はそれまでおあずけです。


船内でなぜかメロンを食いながら予定を考える。
めっちゃ嬉しそう。
フェリーの燃料を入れるところに遭遇。 朝9時、高松に上陸。国道32号線方面へ。

おなじみ田村。人はガラガラでした。 横の雑誌には讃岐うどんのお店の紹介。もちろんここも載ってて、さりげなくそれがカウンターに広げて置いてありました。 この辺にはこんな形の山がいっぱいあるんです。
不思議な形です。

お次は満濃町の長田。釜揚げで有名なお店です。
店内はお客さんでいっぱい。
釜揚げ小。番号札を渡されてしばらく待つと女の子が運んできてくれました。しょうがとゴマ、ネギなどたっぷり入れていただきま〜す。 めっちゃ長い!でそれが切れないのはコシが強い証拠ですね。
あっと いう間にペロンといただきました。



■体は正直

途中“廻る”とだけ書かれた看板が。
だから廻る何よ?
キャンプ場は新居浜を越えたあたりの石鎚山ふもとにある、廃校になった小学校を利用した風光明媚なところ。そのグラウンドにテントを張るのですが、ここがまた非常にありがたいところで、元給食室をそのまま利用した厨房はあるし冷蔵庫・冷凍庫も使用可能、元校舎の教室も宿泊施設として使えるし、なんと銭湯のようなお風呂までついてて、ぼくらのようなインチキ即席アウトドアラーにはぴったりな場所です。

山あいの静かな空気の中で夫婦ふたりでしみじみバーベキューした後は、運転疲れもあってこの日は行きたかった温泉はあきらめて、というか場所も正確に調べてなかったし明日ということにして、早めに寝ようとするも、隣の学生ぐらいの集団が遅くまで騒いでてなかなか寝つけず。おまけに明け方の冷え込みで早々に目が覚めてしまったのでなんとも睡眠不足。まあ早く起きたので適当に朝メシ食べて温泉へ・・・と思ったのですが、なにか体が言うこときかないような気配なのです。
眼はしっかり開いているのに頭はフラフラ、なんとなく朦朧とした状態のまま近くのスーパーで軽く食べた後、ほな行こか、と思ったとたん、いきなり気分が悪くなり、どうにも動けなくなっちゃいました。慣れない長距離運転とほとんど寝てないのも重なってダウンです。これではお目当ての温泉も無理。しょうがなく少し回復するのを待ってから早いですが松山方面へ向かうことにしました。


石鎚山を川沿いに上っていくとダム。
そしてキャンプ場はこの先。
自然に囲まれたいいところです。
大阪の生活に慣れた人間には別世界に思えました。
こういう感じ。他のキャンプ客も多いみたいで。

廃校になった小学校の校舎やグラウンドをそのまま利用しています。 さっそく炭をおこして焼きにかかるぞ。
なんせお腹ペッコペコ。
肉より他のものが多いウチのバーべQ。



■とにもかくにも

松山といえば道後、道後といえば温泉です。これを果たさないことにははるばる来た甲斐も無い(?)てなもんで、まだしんどい体を引きずりつつも1軒のスーパー銭湯風の温泉へ。ここは道後の系統のお湯ではないのですが、周辺にはこんな施設がいくらでもある温泉天国。その中でもひときわ大きな露天岩風呂を誇るこの温泉は、アウトレットやらホームセンターなどと同じ敷地に建てられた巨大な今風な施設。でもさすがお湯の効果はテキメンで、出てきたころには頭も体もスッキリ。これなら夜にもう1軒ぐらい行けるかな?とほのかな希望も見えてきたのでした。

ホテルにチェックインした後、松山の北部にある温泉へ向かいます。方向が同じなので近くのオロチョンラーメンで腹ごしらえ。これでヘロヘロ気味の体にスタミナも補充できるでしょう。
こちらの温泉は大きめの銭湯風で、地元の人の憩いの場みたいな雰囲気です。駐車場に車を止めてると、ひとりのおじさんがジロジロとこちらを見ています。そして「にいちゃん、きれいに乗ってんなあ。117かあ」と定番のセリフを発しながら近づいてきました。聞けばどうやら若いころは相当な車好きだったようで、117は憧れだったんだとか。パプリカスポーツに乗ってモテモテだったという話もしていました。117に乗り始めてからはよく遭遇する光景なんですが、やっぱりこういうの嬉しいもんです。


西日本最大級の露天風呂とうたう「利楽」。
天気の良い露天風呂には、そこらじゅうに○ン○ン丸出しで昼寝中のおじさんもゴロゴロ。
いろんな施設が一緒になった巨大複合型施設です。
この横にはゴルフ場なんかもあったり。
ホテルにチェックインした後、再び温泉へ。

松山に来たからにはオロチョンラーメン。
ここはからし屋本店です。
その近くの久万の台温泉。
伊予かすり会館の奥にあります。
湯上がりにアイスを食う僕。



■これからが本番

ほどなく集合の9時。ほんとはこの集合がキャノンボールの本番なんですね。なんせ現地集合イベントですから、ここまでは集合するまでのイントロに過ぎません(というかイントロ部分でかなりエンジョイしてしまってる部分もありますが)。てことで集合場所のリスキーのドアをおもむろに開けたところ、あれ?来てるのはたけい君&みにすけさんの2人と犬を連れたご夫妻(スイマセンお名前忘れちゃいました)だけ。そのまま待てど暮らせどだ〜れも来ない。約束の9時を1時間近くも過ぎたころ、やっと皆さんぞろぞろと姿を見せました。どうやらみんなでなんか食いに行ってた様子。オイオイそりゃないでー(笑)

今年は参加者が少なめで店内も空席が目立ちます。やっぱり日程的なもんもあって参加予定者すらまだ全員到着していない状態。そんな中、いっちゃんの名調子ではじまりはじまり〜。いっちゃん一家は今年から最年少参加者を引き連れてます。おおたZ君も車のハンデをもろともせずドタ参加してきました。
今回お誘いしてたTE51レビンのラララッ!さんは松山市内まで来ていながら渋滞のため先へ進めず、しかも10時半にはキャンプ場へ戻らないといけないということで集合は断念。明日の朝みんなと合流ということになりました。
恒例のセッションはおっちゃんの指の怪我のため今年は無し。そのかわりとっても素朴にケーナの独奏を披露してくれました。このケーナ、来る途中のどこかで買ったんだそうな。地味なケーナタイム、思いのほか人気やったよね〜。


いっちゃんの名司会でやっと始まりました。 おおたZ君はCB発案者ですからね。 いつになく人口密度の低いCB集合時。

CB最年少参加です。CriedLightもそんな世代になってきたのですね。ちなにみこの子ヒゲの人が好きみたい。 おや?人妻に手を握られご満悦なツッチー。
とっても気持ち良かったらしい(笑)
今年はセッションは無くケーナ1本。
なんでもやりますな。この人。



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